障子張替えにおいて接着力を高めるコツ

障子張替えにおいて接着力を高めるコツ

障子張替えを行う場合、できるだけ一度で和紙を枠につけたいと考えます。このような場合考慮しなくてはならないのが接着力です。障子張替えで接着力を高めるには、障子紙を張り替える前に十分に掃除をする、適切なものを使用する、均一に圧力をかける、乾燥時間を確保することがあげられます。障子枠に埃や汚れがついているとしっかりと接着してくれません。そのため事前に表面を綺麗にすることが必要となります。圧力に関しては障子張替えで必要なことであり、均等に圧力をかけることで接着剤がしっかりと和紙と枠に密着することができます。人の力だけでは均一にすることが難しいため、へらやゴムハンマーを使用すると良いでしょう。このほか乾燥時間も大切です。専用の接着剤は比較的乾燥時間が短いですが、表示通りに時間を空けないと低下してしまう恐れがあります。ゆっくりと障子張替えを行うことが大切であるので、専用のりに書かれた手順の通り行うようにします。

障子張替えをする際、専用のりを使用した方が良い理由

障子張替えの場合糊を使用して接着させますが、この糊は工作などで使用するもので代用することもできます。ですが専用のりを使用することで、接着力が高まり、耐久性が向上する、取扱いが楽である、修正や取り外しが容易であるなどのメリットを得ることが可能です。障子張替え専用ののりは、紙と枠とをしっかりと接着させる必要があることから、大変高い接着能力があります。この力により、しっかりと枠に張り付くので長期間しようすることができますし、日常の開閉操作にも耐えることができます。このほか耐久性もあるため湿度の変化を受けにくく、時間が経過しても劣化することがありません。強く接着しているので、端から剥がれる心配もなく、美しい状態を保つことができます。最も特徴的なのが水に強い性質がある点です。専用のりは湿度や水に対して耐性があり、万が一障子が濡れてしまっても糊の効果が弱まることはありません。一方で間違って貼り付けてしまった場合はすぐに手直しすることができます。